「互の目刃」と「丁子刃」を写真を使ってわかりやすく解説

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11月も中旬になり、秋を飛び越えて急に冬のような寒さがやってきました。

コレクション情報の村上です。

今回は、刃文について。

刃文の中でも特に目にすることが多い互の目刃(ぐのめば)と丁子刃(ちょうじば)ついて解説します。

互の目刃の種類

互の目乱れ刃は全ての時代全ての流派に見られる刃文で、丸い同じ幅で焼かれた模様が連続している刃文を「互の目刃」といいます。

互の目刃(ぐのめば)

互の目刃の基本的な形。
鎌倉時代から現代に至るまで多くの刀に見ることができます。

短刀 銘:兼定 室町後期

尖り互の目刃(とがりぐのめば)

互の目の先が尖った状態を「尖り互の目刃」といい、美濃伝の刀に多く見られる刃文です。

刀 銘:兼元 室町後期

小互の目刃(こぐのめば)

互の目のサイズが小さいものを「小互の目刃」といいます。

太刀 銘:備前国吉井住景則 南北朝期

片落ち互の目刃(かたおちぐのめば)

備前景光、兼光にみられる特徴的な刃文で、互の目の片側が切り取られ台形状になったような刃文を「片落ち互の目刃」といいます。

刀 無銘(兼光) 南北朝期

丁子刃(ちょうじば)

丁子刃も互の目同様に鎌倉時代から現代にいたるまで多くの刀に見ることができ、とても華やかな印象を受ける刃文です。

刃文の形状が丁子の実に似ている事からその名がつけられたと云います。

丁子乱れ刃(ちょうじみだれば)

刀 (金象嵌)吉元 鎌倉期

重花丁子刃(じゅうかちょうじば)

焼き頭が二重になったように乱れた丁子刃で一段と華やかに見えます。

太刀 銘:於越後国義光作之 現代

最後に

刀に施される刃文は、焼きを入れ硬くし、切れる刃にするのが本来の目的ですが、それぞれの刀工の思いを反映して出来る、用の美の最たるものでもあります。

刃文は刀身の魅力を引き立て、所持者の好みも分かれる大きなポイントでもあります。

貴方は互の目刃が好きですか、丁子刃が好きですか、それとも、真っすぐな刃、直刃に魅力を感じますか?

ご質問がございましたら、どんどんお寄せ下さい。
一生懸命お答えします。 刀は心、刀は日本の歴史遺産です。

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