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刀剣旅日記 第3回

刀剣発祥の地 大和当麻寺を訪ねて 最も古く栄えた刀剣の発祥の地は大和国、現在の奈良県の辺りです。七世紀に始まる律令国家は寺社と共に栄え、多くの僧兵を抱える需要から倭鍛冶部と云われる刀匠が生まれ、唐太刀、高麗剣と呼ばれる輸入された刀剣...
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刀剣旅日記 第2回

海のある奈良 小浜 冬広の里 季節を忘れたかのように穏やかで静かな小浜湾は、波は凪ぎ、柔らかな光に霞んでいた。若狭袖崎の小浜ロッジからの眺めは、恋人と夢を語り合う場所に相応しく、まさか拉致などという恐ろしき事に遭遇する所とは夢に...
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焼き出しの見かた

新年あけましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。昨年来、様々な意味で不安定な日々が続いておりますが、歴史の中を生きてきた日本刀を眺め、令和三年も心静かな時間をお過ごしいただきたいと思います。 焼き出しについて...
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刀剣解説 大野義光(花刀)編

このコーナーは過去に月刊コレクション情報にてご紹介した説明ページを再掲載したものです。 今回は備前伝丁子刃の探究とその美しさに於いては他の追随を許さず、世上、『大野丁子』と呼称される華麗な丁子乱れを得意とする名工、大野義光刀匠による一風...
刀剣旅日記

刀剣旅日記 第1回

比叡山延暦寺の旅 幻の名宝 「中堂来光包」  思いもよらぬ機会を得、「来光包」の短刀を手に取り見ることができた。博物館でガラス越しに見て以来、その神々しいまでの鉄(かね)の美しさに惹かれていた。地刃共に小沸えのついた厳かでさえある...
刀剣指南

「摺上茎」を図を使って解説

今回は茎(なかご)についてお話ししましょう。 茎(なかご)には色々な種類の茎があります。 生茎(うぶなかご) 製作当時のままで改造されていない茎のこと 雉子股茎 (きじももなかご) 平安...
刀剣考察

何故武器であった日本刀が残されてきたのか

コロナ禍の中、刀話でもありませんが、こんな時代だからこそ、日本人にとって日本刀とは何であったのか考えてみたいと思うのです。 平安、鎌倉期と言えば、今から千年近くも前のことですが、日本刀の黄金期と言われる鎌倉の刀もかなり多く残されてい...
刀剣指南

刀疵の解説

今回は刀疵についてお話します。 日本刀は本来武器ですので、戦闘痕として刀身に刀疵が残されている場合がございます。刀剣用語としても昔から様々な呼び名で記されています。 ・刀の受け疵・斬り込み疵・刀痕・打ち込み痕・斬りつけ痕・斬撃...
刀剣指南

鉄鍔のお手入れ方法

昔から梅雨時こそ鉄鍔の手入れには適していると言われています。室温や湿度の調整が進んでいる現代では、必ずしもその時期とは言えないかもしれませんが、梅雨の鬱陶しい今日この頃、鍔のお手入れなどなさってみてはいかがでしょうか。 用意す...
刀剣解説

刀剣解説(高羽弘編)

このコーナーは過去に月刊コレクション情報にてご紹介した説明ページを再掲載したものです。今回は岐阜の名工「高羽弘」が作刀した志津三郎兼氏を彷彿とさせる至極の一振りをご紹介します。 刀 銘:高羽弘 昭和五十六年二月日現代刀・岐阜 第一...
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